(前回の続き)
デッキウォッシュが無いと水汲みがしんどいので,ボートにインペラポンプを取り付けます.

デッキ後部の排水溝近くに給排水ポートを設置して,その近くにポンプを据え付けます.
デッキ側面にある物入を取り外すと,壁内部へのアクセスポートになっていますので,ここから手を入れて配管作業をします.

バッテリー収納スペースの奥にポンプを設置します.水漏れが少し心配ですが...

ポンプの下部には耐震ゲルを張り付けて,船底に固定します.穴を空けるわけにいかないので,設置には両面テープ的な物か接着剤を使う事になります.
一般的なデッキウォッシュは,船底に取り付けた取水口から海水を直接ポンプでくみ上げます.
↓こんな部品を使います.

しかし,自分のボートでは,スルハルフィッティングを使わず,給水と排水両方のポートを取り付けました.理由は①配管劣化による浸水リスクがあることと.②給水側ホースを生け簀の排水に利用できる事です.

ポートを付けると,こんな感じになりました.右上に防水トグルスイッチを付けています.

ポートの上にはホースの収納を取り付けています

インペラポンプは10A以上の大電力を使います.電源は,アクセサリ用のバッテリーから専用の防水ブレーカーを経由して,2スケアの電線を使って配線します.

完成するとこんな感じ.かっこよく収まりました.

使用するときは給水側のホースを海に突っ込みます

インペラポンプはダイヤフラムポンプに比べて以下のメリットがあります.
①流量が多い ②小さなゴミが入っても大丈夫なのでフィルタ不要 ③構造がシンプルで故障が少ない.
実際使ってみる地,以前の船で使っていたダイヤフラムポンプよりもだいぶ流量が多く,インペラポンプの実力を実感しました.揚水能力が弱い事が心配でしたが,今のところ問題なく動いています.
将来的に消耗品のインペラを交換しないといけない事が気がかりですが,使用頻度次第なので,使いながら様子を見ていく事になりそうです.
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