秋も深まり、絶好の釣りシーズンを迎えた仙台湾。今週の船釣り釣果情報を見ると、ヒラメが各遊漁船で大爆釣しており、90cmを超える特大サイズも飛び出しています。また、スーパーライトジギング(SLJ)やタイラバではマダイが好調で、ジギングではワラサなどの青物も力強い引きを楽しませてくれています。夜釣りではアナゴが安定しており、ターゲット豊富な仙台湾の魅力を存分に味わえる一週間となりました。
各魚種の釣果詳細を以下にまとめました。
### ヒラメ:大物連発&数釣りで絶好調!
今週の仙台湾で最も熱いターゲットはヒラメです。各遊漁船で数・型ともに素晴らしい釣果が報告されており、特に90cmオーバーの「座布団ヒラメ」も上がっています。
– **東北丸**では、10月11日(土)に**91cmの超大型ヒラメ**が釣り上げられました。同日のアジとヒラメのリレー船でも、35~70cmのヒラメが船中合計41匹と好調でした。
– **漁安丸**では、10月10日(金)に2隻のヒラメ船で**最大97cm**を筆頭に90cm、79cmを含む良型が混じり、合計138匹という驚異的な釣果を記録しました。12日(日)のアジヒラメ船でも38~88cmが合計30匹、同日の7号船ヒラメ釣りでは38~78cmが合計88匹と、連日安定して釣れています。
– **おおとく丸**もヒラメ釣りで圧倒的な釣果を上げており、10月8日(水)には船中160匹、10日(金)に78匹、11日(土)には荒天で近場での釣りにもかかわらず70匹と、爆釣が続いています。
– **啓幸丸**では、10月11日(土)に凪が悪い状況ながらも38~88cmのヒラメが船中18枚上がりました。
– **津田釣具店**の釣果情報(遊漁船名不明)によると、10月11日の活イワシ五目釣りで40~60cmのヒラメが船中15枚(1人1~7枚)釣れています。他にもワラサやカンパチが混じりました。過去の情報にはなりますが、活イワシ五目釣りではヒラメが安定して釣れており、10月26日には35~60cmが船中32枚、10月27日には別船で85cmが上がるなど、ヒラメ狙いの定番として確立されています。
– **第八喜多丸**や**快星丸**でも、五目釣りやジギングのゲストとしてヒラメが釣れています。
### マダイ・ハナダイ:五目釣りやSLJで本命・ゲスト共に好釣果
マダイも仙台湾の人気ターゲット。専門狙いの五目釣りやSLJ(スーパーライトジギング)で釣果が上がっており、多彩なゲストも魅力です。
– **第八喜多丸**では、真鯛狙いの五目釣りが絶好調です。10月12日(日)の午後船では64cmを筆頭に本命マダイを10枚キャッチ。10日(金)の遠征便では船中20枚(1人3~6枚)、8日(水)も19枚と安定した釣果を記録。ハナダイやホウボウ、青物など10種類以上の魚が混じり、クーラーボックスが賑わっています。
– **快星丸**では、10月12日(日)にSLJ五目でマダイを狙い、船中6枚のマダイをキャッチしました。他にヒラメやギガアジ、マハタなども釣れ、SLJの楽しさを満喫できたようです。
– **ノーザンポセイドン**では、最近のSLJやひとつテンヤ、タイラバで、最大56cmを含む真鯛5枚とハナダイ27枚が釣れました。こちらもホウボウや青物などゲストが多彩で、仙台湾らしい豊かな海を楽しんでいます。
### 青物(イナダ・ワラサ・ヒラマサなど):ジギングでパワフルな引きを堪能
ジギングではイナダやワラサといった青物が釣れており、力強いファイトが楽しめます。
– **えびすや**のジギング船では、50~65cmのイナダ・ワラサが0~4匹釣れています。
– **ノーザンポセイドン**では、ワラサ2本、イナワラ3本、イナダ7本に加え、ヒラマサもキャッチされています。
– **津田釣具店**の釣果情報でも、活イワシ五目釣りのゲストとしてワラサやカンパチが上がっています。
– その他、**漁安丸**、**啓幸丸**、**東北丸**などでも、ヒラメ釣りの外道としてイナダが釣れており、魚影の濃さがうかがえます。
### タチウオ
神出鬼没の人気ターゲット、タチウオも顔を見せています。
– **津田釣具店**の釣果情報によると、10月11日の活イワシ五目釣りで、80~120cmのタチウオが船中計90匹と大漁でした。
– **えびすや**のジギング船でも、F2~F4サイズ(60~90cm)のタチウオが釣れています。
– **啓幸丸**でもヒラメ釣りのゲストとしてタチウオが上がっています。
### アジ
リレー船や五目釣りのターゲットとして人気のアジも釣れていますが、日によってムラがあるようです。
– **東北丸**のアジとヒラメのリレー船では、10月11日(土)に20~45cmのアジが1人3~42匹と好釣果でした。
– **漁安丸**でもアジとヒラメのリレー船が出ており、10月11日(土)には25~45cmが5~34匹釣れましたが、12日(日)は反応が薄く苦戦したとのことです。
– **快星丸**では、SLJでギガアジが釣れています。
### マアナゴ:夜釣りで専門に狙える
夜釣りではマアナゴが安定して釣れています。繊細なアタリを取るテクニカルな釣りが楽しめます。
– **丸洋丸**では、湾内夜アナゴ釣り専門で出船。10月9日(木)には潮と凪に恵まれ、35~55cmがトップ32匹、初挑戦の方も15匹と好調でした。10日(金)も35~60cmが船中37匹と堅調です。潮の流れが釣果を大きく左右するようです。
– **津田釣具店**の釣果情報(過去情報)でも、船かかり釣りで40~86cmのアナゴが釣れています。
### カレイ・根魚・その他
– **カレイ類**: **津田釣具店**や**みなとや丸**では、船かかり釣りでマコガレイやマガレイが釣れています(※11月、12月の過去釣果情報)。良型中心に釣れる日も多く、これから冬にかけて本格化するターゲットです。
– **沖メバル**: **みなとや丸**では網地島沖で沖メバルが好調で、こちらも冬のメインターゲットとして数釣りが楽しめます(※11月、12月の過去釣果情報)。
– **マダコ**: **東北丸**で10月12日(日)に釣果がありました(サイズ1cm、詳細は後日とのこと)。**えびすや**ではマダコ船を開始しており、今後注目のターゲットです。
– **その他**: 各船の五目釣りでは、ホウボウ、カナガシラ、マゴチ、ソイ、カサゴ、サバなど、非常に多彩な魚が釣れており、仙台湾の海の豊かさを物語っています。
※天祐丸からの釣果情報は、現時点ではありませんでした。
※記事中の日付が10月以外(11月、12月)の釣果は、提供された過去の情報に基づいています。
今週の仙台湾は、大本命のヒラメを筆頭に、マダイ、青物とスター魚種が揃い踏みです。釣り方やターゲットを選べば、初心者からベテランまで誰もが楽しめる最高のコンディションと言えるでしょう。釣行の際は、各遊漁船の最新情報を確認してください。