仙台湾の最新の船釣り釣果情報をお届けします。今週はヒラメが数・型ともに絶好調で、各遊漁船から素晴らしい釣果が報告されています。また、ワラサやサワラといった青物も高活性で、ジギングが盛り上がりを見せています。マダイも安定して釣れており、カレイやタコ、夜のアナゴ釣りなど、ターゲットが豊富で多彩な釣りを楽しめるシーズンに突入しています。
### ヒラメ
今週の仙台湾はヒラメが絶好調です。各遊漁船で数、型ともに素晴らしい釣果が上がっています。
– 漁安丸では、11月30日に7号船と8号船の2隻で38~70cmのヒラメを合計91匹、24日には同じく2隻で35~65cmを合計98匹と、驚異的な釣果を記録しています。外道としてイナダやカサゴ、メバルも釣れています。
– 東北丸のヒラメ船では、11月29日に35~60cmのヒラメを1人あたり7~18匹、7名で合計82匹釣り上げました。こちらでもクロソイ、マゾイ、アイナメ、ワラサ、イナダ、マトウダイなど多彩な魚が混じっています。
– 津田釣具店からの情報によると、活イワシをエサにした五目釣りで釣果が出ています。11月30日には田代島から網地島周辺で35~50cmを船中10枚(1人1~4枚)、12月29日には同エリアで35~60cmを船中15枚(1人1~4枚)キャッチしています。こちらもアイナメ、ソイ、マゴチ、ワラサなどが混じり、五目釣りの魅力が満載です。
– 第八喜多丸やえびすやでも、それぞれ遠征真鯛狙い五目やジギング船でヒラメが釣果に加わっています。
### 青物(ワラサ・イナダ・サワラ)
ワラサやサワラなどの青物も非常に高活性で、パワフルな引きを楽しめます。
– ノーザンポセイドンでは、ワラサラッシュに遭遇し、ワラサ40本以上、イナワラ約5本、イナダ約15本という大漁を記録しています。
– 快星丸では、11月25日の午後便でサワラを狙い、2匹をキャッチ。イナダやワラサ、サバは「ボコボコ」釣れる状況だったとのこと。また、24日にはメーター超えの良型サワラも上がっていますが、ジグカットも多発しているため、対策が必要です。
– 第八喜多丸の遠征真鯛狙い五目では、連日青物が好調で、良型主体のワラサが楽しめています。
– えびすやのジギング船でも、51~71cmのイナワラ~ワラサが1人あたり1~6匹釣れています。
– 東北丸や漁安丸のヒラメ船でも、外道としてワラサやイナダが釣れており、仙台湾の広範囲で青物の魚影の濃さがうかがえます。
### マダイ
仙台湾のマダイも安定して釣れています。五目釣りや専門狙いで楽しめます。
– 第八喜多丸では、遠征真鯛狙い五目で連日マダイをキャッチしています。11月24日に5枚、25日に7枚、29日に4枚、30日に5枚と安定した釣果が出ており、ホウボウやワラサなど多彩なゲストと共に楽しめます。
– ノーザンポセイドンでは、スーパーライトジギングやひとつテンヤで30~37.5cmのマダイを15枚釣り上げました。
– えびすやのジギング船でもマダイが釣果に上がっています。
– 津田釣具店からの情報では、船かかり釣りでチダイが釣れています。
### カレイ(マコガレイ・ミズガレイ)
船かかり釣りでは、肉厚のカレイが釣れ始めています。
– 津田釣具店の情報では、船かかり釣りで好釣果が出ています。11月25日には田代島~網地島周辺で20~42cmのマコガレイ・ミズガレイを船中37枚(1人4~12枚)と数釣りが楽しめました。また、12月29日には桃浦沖~長浜沖で28~45cmの良型中心で船中23枚と、型狙いも面白い状況です。
### タコ
船からのタコ釣りも盛り上がっています。良型も混じり、数釣りも期待できます。
– おおとく丸では、11月24日にタコチュウ釣りで、なんと中学生アングラーが一人で80杯という驚異的な釣果を叩き出しました。
– 東北丸のタコ船でも、11月29日に0.4~3kgのタコを1人あたり2~10匹、11名で合計57杯と好調です。
– 津田釣具店からの情報でも、カレイ狙いの船かかり釣りでマダコが混じっています。
### アナゴ
夕方から出船する夜アナゴ釣りもおすすめです。
– 丸洋丸では、湾内での夜アナゴ釣りで釣果を上げています。11月29日には40~55cmを1人3~9匹、24日には同サイズを1人6~14匹キャッチ。潮が動くタイミングでアタリが集中するようで、アタリはあるものの掛けるのが難しい日もあるなど、テクニカルな面白さも魅力です。
### 根魚(アイナメ・ソイ・カサゴなど)&ロックフィッシュ
ロックフィッシュもシーズンイン。専門狙いはもちろん、他魚種の釣りの外道としても多彩な根魚が顔を見せています。
– ラビッツからは「ロックいい時期です」との情報があり、本格的なシーズンを迎えています。
– 津田釣具店の情報では、活イワシ五目釣りや船かかり釣りでアイナメやソイがコンスタントに釣れています。
– ヒラメ釣りの外道としても人気で、東北丸ではクロソイ、マゾイ、アイナメ、漁安丸ではカサゴ、メバルが釣れています。
– 快星丸では、沖でマゾイやドンコが釣れています。
### 沖メバル
沖釣りのメインターゲット、沖メバルも好調です。
– みなとや丸では、網地島沖の水深80mラインで良型の沖メバルが釣れています。12月26日には21~39cmを船中115匹という素晴らしい釣果。大サバやマゾイも多数混じり、クーラーボックスが賑わっています。
### アジ
サイズも数も期待できるアジが釣れています。
– えびすやのアジ船では、32~48cmの良型アジが1人あたり8~34匹と好調です。
– 第八喜多丸では、五目釣りで「ギガアジ」もキャッチされています。
### ハゼ
穏やかな湾内では、手軽に楽しめるハゼ釣りが人気です。
– 快星丸では、松島湾内のハゼ釣りで、最大24cmの良型を含むトップ32匹の釣果が出ています。港からポイントも近く、初心者や家族連れでも安心して楽しめます。
### その他の釣果
上記以外にも、ノーザンポセイドンや第八喜多丸では、タチウオやトラフグ、ショウサイフグといった高級魚も釣れており、多彩な魚種が仙台湾の豊かさを物語っています。
ヒラメを筆頭に、青物、マダイ、根魚、カレイと、様々なターゲットで盛り上がりを見せる仙台湾。防寒対策を万全にして、冬の船釣りを満喫してみてはいかがでしょうか。

