秋が深まる仙台湾では、船釣りが最盛期を迎えています。今週は特にヒラメとマダイの釣果が際立っており、各地の遊漁船から大物や数釣りの報告が相次いでいます。また、アジや青物、根魚なども好調で、様々な釣り方で多彩な魚種が楽しめるエキサイティングな状況です。
最新の釣果情報を魚種・ターゲット別に詳しくまとめましたので、釣行計画の参考にぜひご覧ください。
### **ヒラメ:80cm超えも登場!活きイワシエサで絶好調**
仙台湾の秋の風物詩、ヒラメ釣りが絶好調です。活きイワシをエサにした泳がせ釣りで、各遊漁船から素晴らしい釣果が報告されています。
– 漁安丸では、7号船のヒラメ専門狙いで連日好釣果を記録。10月29日(水)には8名で船中合計100匹という驚異的な釣果を叩き出し、翌30日(木)には最大83cmの座布団ビラメも上がりました。31日(金)も船中70匹と安定しており、イナダも混じって楽しめています。また、8号船のアジとのリレー船でも、38cmから70cmのヒラメがコンスタントに釣れています。
– 津田釣具店からの情報では、田代島から網地島周辺での活イワシ五目釣りで、35cmから60cmのヒラメが安定して釣れています。11月16日(日)には船中21枚、10月27日(月)には別船で85cmの特大サイズもキャッチされるなど、大型の期待も高まります。
– 東北丸の10月31日(金)のアジ・ヒラメリレー船では、35cmから65cmのヒラメが一人あたり3匹から11匹釣れています。
– えびすやのジギング船やヒラメ・アジのリレー船でもヒラメが釣れていますが、日によっては釣果にムラがあるようです。
### **マダイ:SLJで爆釣!80cmの大鯛もキャッチ**
スーパーライトジギング(SLJ)を中心に、マダイが「秋の荒食い」と呼ぶにふさわしい釣れっぷりを見せています。
– 第八喜多丸では、真鯛狙い五目で大鯛が連発。10月28日(火)には今シーズン最大となる80cm、11月2日(日)には75cmの大型がキャッチされました。いずれの日も船中14枚と数も出ており、絶好調です。
– 快星丸では、SLJ五目コースでマダイが絶好調。10月29日(水)の調査釣行では30枚以上、最大60cmの釣果。続く30日(木)、31日(金)には「ボッコボコ」と表現されるほどの入れ食いを記録したとのことです。
– ノーザンポセイドンでも、SLJで釣果が上がっており、1st船と2nd船合わせて6枚のマダイ(最大59cm)がキャッチされました。TGベイト80gミドキンが当たりルアーだったようです。
– 漁安丸の8号船アジヒラメ船では、ゲストとして40cmから60cmの良型マダイが上がっています。
### **アジ:クーラー満タン早上がりも!良型揃いで数釣り好調**
アジは専門のアジビシ船だけでなく、様々な釣りのターゲットとして人気を集めています。サイズも良く、数も釣れているためお土産確保に最適です。
– 東北丸のアジビシ船が圧倒的な釣果を上げています。10月30日(木)には、20cmから40cmのアジが一人あたり32匹から110匹と爆釣し、クーラー満タンで早上がりとなりました。29日(水)も一人あたり25匹から51匹と好調を維持しています。
– 漁安丸の8号船アジヒラメ船では、28cmから50cmの大型混じりで一人あたり10匹から35匹と、こちらも素晴らしい釣果です。日に日にサイズがアップしているとの情報もあり、今後の釣果が楽しみです。
– ノーザンポセイドンでは、SLJで最大48cmの「ギガアジ」や「テラアジ」と呼ばれる大型がキャッチされています。
– 快星丸のSLJ五目でもギガアジやギガサバが混じっており、バチコン仕掛けも有効とのことです。
### **青物(ヒラマサ・サワラ・ワラサ・イナダ):大物回遊中!**
ジギングではメーター超えのサワラや良型のヒラマサといった大物も回遊しており、スリリングなファイトが楽しめます。
– ノーザンポセイドンでは、SLJで105cmと87cmの良型サワラを2本キャッチ。ワラサやイナダも多数釣れており、青物の魚影は濃いようです。
– 快星丸のSLJでは、なんと5kgの立派なヒラマサが上がりました。0.8号のライトラインでのキャッチとのことで、アングラーの腕が光ります。
– その他、漁安丸、津田釣具店、第八喜多丸、えびすやなど、多くの遊漁船でイナダやワラサが釣れており、五目釣りを賑わせています。
### **カレイ類:良型マコガレイ・数釣りのマガレイ**
カレイ釣りもシーズンイン。船かかり釣りや漁礁周りで釣果が上がっています。
– みなとや丸では、大型漁礁周りでマガレイ釣りが好調。11月20日(土)には一人あたり35匹から71匹、10月30日(土)には20匹から72匹と、数釣りが楽しめています。また、10月27日(水)には大根沖で25cmから40cmのマコガレイが竿頭27匹という釣果も出ています。
– 津田釣具店からの情報では、桃浦沖から長浜沖での船かかり釣りで、28cmから45cmの良型マコガレイが船中23枚と好調です。
### **根魚(メバル・ソイ・アイナメなど):沖メバルが絶好調**
水深のあるポイントでは、良型の根魚がアングラーを楽しませています。
– みなとや丸では、網地島沖で沖メバルが絶好調です。12月26日(日)には21cmから39cmが船中115匹と大釣りになりました。マゾイやドンコも混じり、クーラーが賑わっています。
– 津田釣具店の活イワシ五目釣りでは、ヒラメの外道としてアイナメやソイがコンスタントに釣れています。
– 漁安丸や快星丸でも、クロソイやメバル、カサゴなどが釣果に華を添えています。
### **湾内釣り(ハゼ・アナゴ・タコ):夜釣りや手軽な釣りも楽しい**
沖の釣りが時化で中止の場合でも、湾内では穏やかに楽しめる釣り物があります。
– 丸洋丸では、湾内での釣りが楽しめます。11月2日(日)にはハゼ釣り大会が開催され、11cmから20.7cmのマハゼが釣れました。夜釣りではマアナゴが好調で、11月1日(土)には35cmから55cmが一人あたり10匹から24匹と安定した釣果が出ています。
– おおとく丸では、11月2日(日)にタコ釣りで出船しています。
– えびすやでは、初心者でも楽しめる松島湾船釣り体験で16cmから23cmのハゼが釣れ始めています。また、マダコ船も開始したとのことです。
### **その他の魚種**
五目釣りでは、他にも多彩な高級魚が顔を見せています。
ノーザンポセイドンや第八喜多丸では、トラフグやタチウオ、ホウボウといった美味しい魚も釣れており、まさに魚種の宝庫となっています。
仙台湾の海は今、魅力的なターゲットで溢れています。防寒対策を万全にして、この絶好のシーズンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

