仙台湾の船釣りは冬の本格的なシーズンを迎え、多種多様な魚で賑わっています。特に、この時期のメインターゲットである「寒ビラメ」が各遊漁船で絶好調の釣果を記録しています。また、スーパーライトジギング(SLJ)では青物が好調で、船かかり釣りでは良型のカレイが安定して釣れています。その他にもマダイや豊富な根魚など、最近一週間の仙台湾の釣果情報を魚種ごとに詳しくご紹介します。
### 寒ビラメ:活きイワシ釣りで圧巻の釣果!70cm級も浮上
冬の味覚の王様、寒ビラメが仙台湾で本格化しています。活きイワシをエサにした釣り方で、数・型ともに素晴らしい釣果が報告されています。
– **漁安丸** では、12月13日に8号船と7号船の2隻体制で活きイワシ釣りを行い、38cmから最大70cmのヒラメを船中合計で105匹という圧巻の釣果を上げました。「ゴジラ」と呼ばれる大型サイズも複数キャッチされており、冬の海の到来を感じさせます。また、12月8日にもヒラメ釣りで出船し、35-65cmを船中で61枚釣り上げており、安定して好釣果が続いています。12月10日のアジとのリレー船でも、35-58cmのヒラメが釣れています。
– **津田釣具店** の情報によると、12月29日に田代島から網地島周辺で活イワシ五目釣りを行った遊漁船では、35-60cmのヒラメを船中15枚(1人1〜4枚)キャッチしています。
– **ノーザンポセイドン** では、ジギングやSLJで最大60cmを含む4枚のヒラメが上がりました。
– **快星丸** でも、12月14日のSLJ五目で嬉しい寒ヒラメが混じっており、ルアー釣りでも狙える状況です。
– **啓幸丸** でも、12月13日の釣行でヒラメが釣果に加わっています。
### カレイ(マコガレイ・イシガレイ):船かかり釣りで良型が安定
カレイ釣りも好シーズンを迎えており、特に船かかり釣りで良型が安定して釣れています。
– **啓幸丸** では、12月13日にマコガレイとイシガレイを狙い、30-48cmを船中53枚(1人2〜6枚)と非常に好調な釣果を記録しました。
– **津田釣具店** からの情報では、桃浦沖から長浜沖での船かかり釣りで安定した釣果が出ています。12月29日には28-45cmの良型マコガレイが船中23枚(1人1〜8枚)、12月21日にも38-45cmの良型中心に船中12枚(1人1〜4枚)の釣果がありました。12月10日にはマコガレイとイシガレイを合わせて25-46cmを船中14枚釣り上げています。
### 青物(イナダ・イナワラ・ヒラマサ):SLJで数釣りが楽しめる
スーパーライトジギング(SLJ)を中心に青物の活性が高く、数釣りが楽しめる状況です。大型のヒラマサもキャッチされています。
– **快星丸** では、12月14日にSLJで出船し、サバ、イナダ、イナワラをターゲットに数釣りを満喫。初めて船釣りに挑戦した方も含め、クーラー満タンの釣果となりました。
– **ノーザンポセイドン** では、なんと80cmのヒラマサをキャッチ。さらにイナダも20本弱と数が出ており、ジギングが盛り上がっています。
– **漁安丸** でも、12月8日のヒラメ釣りの際にイナダが混じるなど、ベイトの周辺に青物が回遊している様子がうかがえます。
### マダイ:50cmオーバーも登場!
ジギングやタイラバでマダイも好調です。良型も上がっており、専門で狙う価値がありそうです。
– **ノーザンポセイドン** では、51cmの良型を筆頭にマダイを12枚キャッチ。その他にも29.5cmを含むハナダイやチャリコが7枚釣れており、タイ系の魚影が濃い状況です。
– **啓幸丸** の釣果でも、チャリコが混じっています。
### アジ:リレー船で入れ食い状態!
専門で狙うと驚異的な釣果が出ています。脂の乗った大型アジは最高のターゲットです。
– **漁安丸** が12月10日にアジとヒラメのリレー船で出船したところ、アジが朝から入れ食い状態に。サイズも28-45cmと良型揃いで、1人あたり25〜50匹という素晴らしい釣果でした。
### 根魚(クロソイ・アイナメ・カサゴなど):五目釣りで多彩な顔ぶれ
各船の五目釣りで根魚がコンスタントに釣れており、釣果を賑わせています。
– **漁安丸** の各釣行では、40-50cmのクロソイのほか、メバル、カサゴ、アイナメなどが常に混じっており、魚種の豊富さが魅力です。
– **ノーザンポセイドン** では、マゾイ5本、33cmの良型メバル、グッドサイズのウッカリカサゴ10本弱と、根魚も型・数ともに良好です。
– **啓幸丸** でも、40-46cmの良型アイナメが船中4枚、カサゴも釣れています。
– **津田釣具店** の情報でも、ヒラメ釣りやカレイ釣りでアイナメやソイが外道として釣れています。
– **快星丸** のSLJでは、根回りを攻めてカサゴもキャッチしています。
### その他多彩な魚種
上記以外にも、仙台湾の豊かな海を象徴する多種多様な魚が釣れています。
– **ノーザンポセイドン** では、指6本幅(F6)と4本幅(F4)の良型タチウオが2本、ホウボウが約15本、カナガシラが10本弱のほか、ミズガレイやサバ、ショウサイフグも釣れ、まさに魚種の宝庫となっています。
– **津田釣具店** の情報では、カレイ釣りの際にマダコが釣れることもあるようです。
冬の仙台湾は、狙う魚種も釣り方も豊富で、初心者からベテランまで楽しめる絶好のシーズンです。防寒対策を万全にして、ぜひ釣行を計画してみてはいかがでしょうか。
